岩国市で開業　オオトウカウンセリングルームです

人は誰もが多少の不安を持って生活をしています。ところが理由がはっきりしている場合ばかりでなく漠然とした対象のない恐怖感、緊張感、無力感、不快感が異常に強かったり長く続く状態を病的不安といいます。
精神面では
・なんとなく気が立って落ち着かない
・そわそわして気分の不安定が続く。
・胸苦しい感じがして考えがまとまらない。
・何事に対しても自信がない。
身体面では
・疲労、脱力感、動悸、息苦しさ、めまい、吐き気などの自律神経失調症状があらわれるようです。
また、これから悪くなってしまうのではとばかり考えてしまう予期不安もあります。

あがり性から対人恐怖といわれるレベルはさまざまです。対人緊張は、おとなしい性格やコンプレックス、過去の失敗、人見知りをしたり気を使いすぎたりして発表や初対面の際ドキドキしたり赤面やふるえ、発汗を伴います。対人恐怖はそのレベルがさらに強くなり、人からどう思われているか、きっと嫌われている、人に迷惑をかけ変な目で見られているに違いないと日常生活のなかで常時、不安や恐怖心と向き合っている状況にある人といえます。たとえば赤面恐怖、視線恐怖、ふるえ恐怖、自己臭恐怖（おなら、口臭）、異形恐怖とさまざまです。

不潔ではないかと心配になったり、自分の健康状態を常にチェックして悪い病気ではないだろうかと不安になったりする。人の目を気にしすぎてしまい、いつも自分のことではないかと考えてしまう。他人からは考えすぎ自意識過剰だといわれても些細なことが気になる状態です。

自分の考えと行動が思うように進まず考えをまとめることができない。
じっとしておれず攻撃的な言動を取ったりする。最近では脳内のセロトニン（神経伝達物質）の影響に関係しているといわれています。

私はコーヒーの味には、ちょっとしたこだわりを持っているというユーモラスなものから神経症とよばれる自分では無意味とわかっていながら自分の意思や努力に反し日常生活に支障をきたす行動をとらざるを得ない苦しいものもあります。
たとえば手を再々洗ったりガスや鍵の確認を何度も繰りかえすために大変な時間を費やしてしまうといったこともあります。その原因が幼児体験や潜在意識であったり自分ではまったくわからない場合もあります。一緒に対処の仕方を学んだりこころのトレーニングをすることで軽減されていきます。

最近では日常的に聴きなれた言葉になってきました。ある出来事がなんでもなく流せる人もあれば家事や仕事も手につかず夜も眠れなくなる人もいます。心の許容度（ゆとり）や気持ちの受け止め方、切り替えによって楽に人生をおくることもできます。

会話や対人関係が億劫になったり、自分を変えようと目標に向けて努力したにもかかわらず結果がうまくいかない。気を取り戻してリベンジするも失敗が繰り返されることにより無気力となったり自分の行動に自信が持てなくなったりします。人の輪にうまく溶け込めないとか嫌われたり軽蔑されているのではと思い悩んだりします。また人と比べて自分は劣っているとか存在がうとましいと考えたりします。

うつ病や、抑うつ神経症、うつ反応といった症状のひとつで、行動を起こそうと思うも気力が出ず何事にも興味や関心が持てない。しかも悲哀感や自己否定的で集中力や記憶力の低下がみられます。ときには自殺観念を伴うこともあります。

ストレスが強かったり、体調不良やつらいことが続くことによって交感神経と副交感神経のバランスがくずれます。検査しても異常がないのに体の調子がおもわしくない。頭痛や息苦しさ、動悸、のどに詰まった感じ、吐き気、脱力感、筋肉痛などの身体のあちらこちらに症状がでたり精神不安を訴えたりします。

突然の激しい動悸や呼吸困難、めまい、頻脈などの身体症状や、強い不安感からこのままでは死んでしまうのではないかという恐怖心をパニック発作といいます。発作が繰り返し起こることをパニック障害といいます。症状がまた出たらどうしようという予期不安が引き金になり発作を起こしている人も少なくありません。薬物療法とともにカウンセリングや認知行動療法も効果的といわれています。

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